オーバーレイ
VR ゲームでは、テクスチャ (レンダー テクスチャを含む) をプレイヤーの正面に浮動表示されるオーバーレイとして表示できます。これは、UI に特に有効です。
Note
ゲームを VR デバイスで実行していない場合は、オーバーレイを表示できません。これは、VR デバイス自体がオーバーレイを作成するためです。
ここでは、オーバーレイを追加する方法について説明します。UI をオーバーレイに表示するには、UI をレンダー テクスチャにレンダリングし、レンダー テクスチャをオーバーレイに表示する必要があります。方法については、「UI をオーバーレイに表示する」を参照してください。
オーバーレイを追加する
[Asset view](既定では下部のペイン) で、Graphics Compositor アセットをダブルクリックします。
Graphics Compositor エディターが開きます。
Graphics Compositor の詳細については、「Graphics Compositor」を参照してください。
Graphics Compositor エディターで、フォワード レンダラー ノードを選択します。
[Property grid](既定では右側) で、[VR Settings]を展開します。
[Overlays]の隣の ([Add a new item to the list]) をクリックします。
新しいオーバーレイがリストに追加されます。
[Texture]の隣の ([Select an asset]) をクリックします。
[Select an asset]ウィンドウが開きます。
オーバーレイに表示するテクスチャを選択し、[OK]をクリックします。
ゲームは、VR デバイスのオーバーレイに UI をレンダリングできる状態になりました。
複数のオーバーレイ
必要なだけいくつでもオーバーレイを追加できます。別のオーバーレイを追加するには、[Add to overlays] をクリックして、上のステップ 4 以降の手順に従います。
Note
オーバーレイがユーザー ビューでオーバーラップしている場合は、リストで最初にあるオーバーレイが手前に表示されます。
オーバーレイのプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
Texture | オーバーレイに表示されるテクスチャです。 |
Local position | ユーザーを基準とするオーバーレイの位置です。 |
Local rotation | ユーザーを基準とするオーバーレイの回転です。 |
Surface size | ワールド単位 (メートル) でのオーバーレイのサイズです。 |
Follows head | ユーザーの頭部に従うので、オーバーレイは常に視野内にあります。 |
VR テンプレート
VR ゲームに実装された UI オーバーレイの例については、Stride に付属する VR テンプレートを参照してください。