空間オーディオ

初級デザイナープログラマー

空間オーディオは 3D オーディオとも呼ばれ、3 次元のサウンドをシミュレートします。これにより、非空間オーディオよりはるかに現実的なオーディオが作成されます。

現実の世界で聞こえる音は、ボリューム、周囲の環境 (洞窟、小さい部屋など)、音源の位置と動きなどの要因によって影響を受けます。たいていは、音がどちらから聞こえてきて、音源が動いているかどうかが、だいたいわかります。

Spatialized audio

たとえば、動いている物体から聞こえてくる音の周波数 (ピッチ) は、観察者の位置によって異なります (ドップラー効果)。近づいている音源からの音は、遠ざかっている音源からの音より、周波数が高くなります。

Doppler effect

リアルな 3D オーディオをシミュレートするため、Stride はシーン内にある次の 2 つのエンティティの位置を追跡しています。

シーン内の空間オーディオを聴くには、オーディオエミッターとオーディオリスナーの両方が必要です。

空間オーディオは、プラットフォーム、デスクトップ、VR ゲームのサウンドエフェクトに広く利用されています。たとえば、銃の発砲音や、キャラクターの足音などです。

空間オーディオは、非空間オーディオより多くの CPU を使用します。

空間オーディオを有効にする

サウンドアセットをインポートするときに、アセットの種類として［Spatialized Sound］を選択します。

アセットの［Property grid］で空間オーディオに設定することもできます。

Stride は空間オーディオをモノラル (単一チャンネル) オーディオとして処理します。ソースファイルが変更されることはありません。