スクリプト
スクリプトは、ゲームのイベントを処理し、ユーザーの入力に対応し、エンティティを制御する、コードの単位です。一言で言えば、スクリプトはゲームプレイを追加することによってゲームを対話形式にします。
スクリプトを使用するには、シーン内のエンティティにコンポーネントとしてスクリプトを追加します。スクリプトが追加されているエンティティがシーンでロードされると、スクリプトがロードされます。
Stride のスクリプトは C# で記述します。Game Studio または別の IDE (Visual Studio など) でスクリプトを編集できます。スクリプトのデバッグは Visual Studio で行います。
Note
このドキュメントでは C# については説明しません。
スクリプトは IScriptContext にアクセスでき、IScriptContext は Stride エンジンの以下のメイン モジュールにアクセスします。
- Audio: オーディオ システムです
- Content: アセットからコンテンツをロードして保存します
- EffectSystem: エフェクトとシェーダーをロードしてコンパイルします
- Game: ゲームに関するすべての情報にアクセスします
- GraphicsDevice: GPU リソースを作成するための低レベルのグラフィックス デバイスです
- Input: キーボード、マウス、ゲームパッドの状態とイベントです
- Services: 独自のサービスの登録に使用できるサービスのレジストリです
- SceneSystem: 現在表示されているシーンです
- Script: スクリプト マネージャーにアクセスして、スクリプトの終了をスケジュールまたは待機します
- SpriteAnimation: スプライトをアニメーション化します
- Log: スクリプトからのメッセージとエラーをログに記録します
Stride で C# の標準クラスを使用することもできますが、これらはスクリプトとは呼ばれず、Game Studio でエンティティにアタッチすることはできません。